コードを覚えるのが苦手ということを克服する

コードを覚えるのが苦手ということを克服する

コードを覚えるのが超苦手

とにかくコードを覚えるのが苦手で、ギター教室に行ったりしてるけど毎回「じゃあG7押さえて」とか言われてそこでフリーズするということを繰り返してしまう。

まずコードと言われて、本当に基本のA~Gコードの押さえ方(主に1~3フレット内で押さえるやつ)しか記憶していないので、「G7」と言われてまずどの「フレット」をどの「コード」の形で押さえればいいのかということでかなり時間がかかっている。

そもそも音階×押さえ方のパターン×メジャー、マイナー、7thなどの音の変化形パターンの分だけコードがあるので膨大すぎて全部覚える気になれないというのもあった。

・・・のだが、実は全部覚える必要は無く、各弦の音階と基本のコードの押さえ方を覚えればほぼ全てのコードを押さえることができるという目から鱗な事を教えてもらったので忘れないように書いておく。

コードを効率的に覚える方法

最低限覚えることその1: 解放弦の音程

ギターの基本チューニングは

1弦・・・E
2弦・・・B
3弦・・・G
4弦・・・D
5弦・・・G
6弦・・・E
である。これはわかる。

そして1フレット隣にずれていくにつれて半音ずつ上がっていく。これもわかる。

例えば6弦(E)の3フレット目はGである。
1フレット目・・・F
2フレット目・・・F#
3フレット目・・・G

これが覚えることの一つ目。

最低限覚えることその2:E、A、Dの基本コード

教則本で一番最初に覚えるコードを覚える。
メジャー、マイナー、メジャー7th、マイナー7thでそれぞれのコードを押さえ方を覚えておくと良い。4つは覚えられそう。

E(6弦ルート)

Eメジャー

Eマイナー

Eメジャー7th

Eマイナー7th

A (5弦ルート)

Aメジャー

Aマイナー

Aメジャー7th

Aマイナー7th

D(4弦ルート)

Dメジャー

Dマイナー

Dメジャー7th

Dマイナー7th

組み合わせて考える

その1とその2を覚えられたら、あとはそれを組み合わせるだけ。
例として冒頭に挙げた「G7」を押さえてみる。

Eフォームでの「G7」

Gがルートになるので、6弦で「G」となるフレットを探す。
すると、3フレット目が「G」ということが分かるだろう。
そして、3フレット目をセーハした状態で「その2」で覚えたメジャー7thを押さえる。
すると「G7」となる。

Aフォームでの「G7」

考え方はEと同じだ。

Gがルートになるので、5弦で「G」となるフレットを探す。
すると、10フレット目が「G」ということが分かるだろう。
そして、10フレット目を5弦までセーハした状態で「その2」で覚えたメジャー7thを押さえる。(6弦はミュートする)
すると「G7」となる。

Dフォームでの「G7」

Gがルートになるので、4弦で「G」となるフレットを探す。
すると、5フレット目が「G」ということが分かるだろう。
そして、5フレット目を4弦までセーハした状態で「その2」で覚えたメジャー7thを押さえる。(5、6弦はミュートする)
すると「G7」となる。

何が起きたのか

その1で覚えた基本コードは1フレット目と2フレット目しか押さえていないシンプルなコードだが、このコードを無理やり言い換えると
0フレットをセーハした状態と言える。(解放弦を鳴らしているとも言う)
つまり、その1のE7とは、0フレット(解放弦)+三か所を押さえることでコードがなっているのである。

G7はE→Gに3フレット移動するので、3フレット目をセーハした状態で3か所を押さえるとG7ということになる。

A、Dについても同様の考え方。

ちなみに、CとGの基本コードでも同じように応用してコードを押さえることができる。

まとめ:覚える必要があるのは二つ

基本コードと解放弦の音程。
この二つを覚えるだけでコードを覚えることができる。

「G7鳴らして」と言われてすぐに指で押さえられるようになりたい。

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